先端人シリーズ2022 vol.4 自分にとって最も身近なもの=自分自身を研究素材にすることの可能性と課題は?
【動画の長さ】00:59:30【関連授業】公民
【関連学部】工学部、理学部、文学部、教養学部
講師:熊谷晋一郎
本動画では、小児科医であり自らも脳性まひの当事者である熊谷晋一郎先生が、自分自身の困りごとを研究のテーマとする「当事者研究」について解説します。前半では、自らの経験を意味づける言葉・記号表現を持たないために苦しみを抱える「解釈的不正義」という概念を紹介します。また、自閉スペクトラム症(ASD)などを例に、言葉にできないモヤモヤに新たな言葉を与え、自身の「ナラティブ」を他者と共有可能にしていくプロセスの重要性を、前述の解釈的不正義や過剰一般化記憶(OGM)といった概念と絡めて解説します。後半では「自立と依存」の関係性を掘り下げ、「自立とは何にも依存しなくなることではなく、依存先を分散させる(増やす)ことである」という視点を提示します。最後に、当事者研究と社会の関係性について職場での実践の事例やコミュニケーションの観点からより深く解説しています。D&Iの実現が重要視される今日において重要な役割を担いうる当事者研究について深く理解できるコンテンツです。